FJORD BOOT CAMPの質問・雑談タイムで心がけていたこと
はじめに
私が参加しておりました、FJORD BOOT CAMPというプログラミングスクールでは、毎日16:00~17:00までの質問・雑談タイムという時間がありました。
オンライン(whereby)でメンターの方々や、受講生の方々、時には卒業生の方々が集まり、自由に雑談したり、抱えている悩みについて意見交換するという時間を設けてもらっておりました。
私は、質問・雑談タイムが始まってから3ヶ月くらい、できるだけ毎日ログインしていたのですが、いつの間にかMCと呼ばれるようになってしまいました。
この度、FJORD BOOT CAMPをなんとか卒業することができ、件の質問・雑談タイムのMCからも卒業ということになったのですが、有り難いことに受講生の方々から「MC力を見習いたい」というお声をいただきました。
そのため、僭越ながら質問・雑談タイムで私が心がけていたことや、参加してみた感想などをまとめたいと思います。
ちょっとまとまりの内容になってしまったかもしれませんが、ご了承下さい。
質問・雑談タイムの経緯について
そもそも、質問・雑談タイムは、新型コロナウイルスの影響でリモートワークが続き、受講生が雑談や相談がしにくくなっていたため設けられたものでした。
元々は、komagataさんとmachidaさんがwherebyで雑談部屋を設けてくださり、そこに入れば気軽にkomagataさんやmachidaさんとお話できるという感じでした。
しかし、お忙しいお二人なので、その時間を確保するのが難しくなったのだと思います。ある日、「高橋さん、雑談部屋に居て下さいよー🙇♂️」とmachidaさんにお願いされて、できるだけ毎日ログインするようにしていた感じです。
最初は、私が1日中ログインしっぱなしだったのですが、それだと他の方々は集まりづらいだろうということで、komagataさんから提案をいただいて、時間を固定にしたという経緯です。
質問・雑談タイムの様子
基本的には、FJORD BOOT CAMPのプラクティスを進めている中で、分らないことや、聞きたいことを持ち寄って、それについて受講生同士で意見交換をしたり、メンターの方から直接教えていただくという感じです。
時には、画面共有やVScodeのlive shareを用いて、みんなでコードを見ながらモブプロみたいなこともやっていました。
上記のようなことがなければ、自由に雑談という感じでした。
なぜ、私がMCと呼ばれるようになったかというと、Slackで「今質問・雑談部屋に入りましたー」と皆さんに伝えたり、「今日は質問したいことや聞きたいことはありますかー?」などとログインした人に積極的に聞いてたりしていたからだと思います。
質問・雑談タイムが始まったばかりの頃は、私もログインされた受講生の方々も勝手が分らない感じだったので、ある程度、場を仕切ったり、話を振ったりした方が皆さんも話しやすいのかと思って、積極的にそういうことをやっていました。
質問・雑談タイムで心がけていたこと
話している方が話やすい雰囲気を作る
質問・雑談タイムでは、話している人の話を邪魔しないように聞いてる方々が気遣って相槌を控えて下さっておりました。
後は、カメラをオフにしている方々も多い感じでした。その点については、個人の事情で「お部屋はちょっと見せられない・・・」という方も多いと思うので、全然構いません。
しかし、話している側としては、話している最中に、相手から相槌やノンバーバルなリアクションが得られないと、とても話しづらいと感じたので、私は積極的に声を出した相槌とカメラをオンにしてリアクションをとるようにしていました。
ただ、ビデオチャットで、声を出して相槌をする人が多いと、今度は話が聞こえないということもあるので、そこはさじ加減だと思っています。
様子をSlackに残した
質問・雑談タイムでの話が、とても勉強になることが多かったので、どこかに残しておきたいと思い、個人的にSlackに質問・雑談タイムの内容を投稿していました。
これについて、「Slackを質問・雑談タイムのチャットのように使っては?」というアドバイスをいただき、ログインした人が積極的にSlackでワイワイやることにしました。
そうしたところ、知見が残せるようになった以外にも、質問・雑談タイムにログインしてない人にも様子を伝えることができたりして、少しは質問・雑談タイムに入りやすくなったのではないかと思いました。
初めての人がいるときは、積極的に自己紹介をした
FJORD BOOT CAMPはリモートで勉強されている方や新しく入会される人が多いので、みんながみんな知り合いという訳ではありませんでした。
そのため、初めて質問・雑談タイムに入ったという方がいらっしゃった時は、積極的に自分から自己紹介をするようにしておりました。ログインしている人の人数が少ない時は、「自己紹介をお願いしますー」という感じで、ログインしてくださっている方、みんなに自己紹介していただいたのですが、人数が多いときや、話題が多い時にはその限りではありませんでした。
今思い返すと、チャットに自己紹介を書くでも良かったのかなーとも思いました。
話せてない人がいる時には、タイミングを見つけて話を振ってみる
これは私だけかも知れませんが、学校の授業などのような、話を聞くだけの機会(双方向のコミュニケーションが取れない・取りにくい機会)に参加すると、とても疲れてしまいます。
質問・雑談タイムでも、他の人の話を聞くだけで、双方向のコミュニケーションを取れないという形になると、ログインしている方もつまらなく感じてしまうのではないかと思いました。
そのため、話せてない人がいる時には、タイミングを見つけて話を振ってみました。
これがいいかどうかは人によると思いますが、具体的には、会話が落ち着いた時に、「〇〇さんは聞きたいことはありませんか?」などと名指しで質問してみました。
また、他の人がプラクティスを進める上で悩んでいることについて、ログインされている方が知見を持っていそうだという時にも、名指しで振ってみて、知見を話していただいたりということは意識してやっていました。
とりあえず続けてみた
ログインされる方の人数が少ない時もあったので、「需要あるのかなー」と心配に思った時もありましたが、とりあえず可能な限り毎日続けてみました。
『ピープルウエア』にも「コミュニティを作る最善の方法は誰にも分らない。コミュニティは一日にして成らず」という旨が書かれていたと思いますが、その通りだと思って、できる限り続けてみようと思って、続けてみました。
続けていると、メンターの方や、受講生の方以外にも、卒業生の方、企業からFJORD BOOT CAMPに研修で参加されている方や、その企業のエンジニアの方々など色々な方々が参加して下さるようになり、とても有り難かったです。
3ヶ月くらい続けてみての感想
ほぼ毎日、質問・雑談タイムにログインしていましたが、とても楽しかったです。
元々、人と話すことは好きな方なので、みなさんから色んな話を聞いたり、自分が気になっていることを話したりということが楽しかったです。新型コロナウイルスの影響で、人と話すこと自体が減っていたので、良い気分転換・ストレス発散になったという面もあります。
また、メンターの方々や、企業のエンジニアの方々に、自分の気になっていること(技術的なところや、エンジニアとしての心構え的なところまで)のお話を聞けて、とても勉強になりました。
人と人のコミュニケーションについては、自分は結構考え込んでしまうため、上記に書いた内容について、色々考えすぎなところもあるかと思いますが、何かの参考になれば幸いです。