『新しいLinuxの教科書』を読みました
はじめに
FJORD BOOT CAMPでデプロイを学んでいますが、Linuxについて、初めの頃に学んだけど、イマイチ覚えられていないなと思ったので、もう一度体系化して頭にいれたいと思い、三宅英明・大角裕介 著 『新しいLinuxの教科書』を読みました。
その感想をまとめたいと思います。
章立て
本書は以下のような章立てでした。
- Linuxを使ってみよう
- シェルって何だろう
- シェルの便利な機能
- ファイルとディレクトリ
- ファイル操作の基本
- 探す、調べる
- テキストエディタ
- bashの設定
- ファイルパーミッション、スーパーユーザー
- プロセスとジョブ
- 標準出力とパイプライン
- テキスト処理
- 正規表現
- 高度なテキスト処理
- シェルスクリプトを書こう
- シェルスクリプトの基礎知識
- シェルスクリプトを活用しよう
- アーカイブと圧縮
- バージョン管理システム
- ソフトウェアパッケージ
各章ごとの感想
1~6章 Linuxの基本的なところのおさらい
1~6章は、Linuxの基本的なところのおさらいでしたが、私にとっては非常に分かりやすく書かれていて、とても良かったです。
何となく使っていた、シェルという言葉、Linuxが構造化されたファイル群であるということ、基本的なコマンドなどが書かれており、私にとって復習としてはちょうど良いレベル感でした。
lessコマンドなど、基本だけど、使ったことがないコマンドなどもあり、もっと便利なコマンドをもっと知りたいと思うようになりました。
7章 Vimをもっと使いこなせるようになりたい
実は、私はvimを使いこなせるようになりたいと思い、Rubymineにvimエミュレータを入れているのですが、お恥ずかしいことにほぼインサートモードで使っているような状態でした。
そのような状況を変えたいと思い、Twitterで1日1回、vimコマンドを呟くようにして、無理やりにでもvimコマンドを覚えようとしていました。
本書は、そこまで詳しくはありませんが、実践的なコマンドを中心にまとめており、これも良いレベル感でした。
読み進めるごとに、vimでできるようになることが増えていく感じで、さらにvimを使いこなしたいというモチベーションが高まりました。
9~11章 何となく知ってはいたけど・・・という部分のおさらい
パーミッションと、プロセス、ジョブ、パイプラインなど、ぼんやりとは知っていたけど、自分の言葉で説明することができないという単語が私には結構あったのですが、そのようなところが、スッと頭に入ってきました。
特にプロセスやジョブについては、VPSサーバーをssh接続を切っても、ずっと起動し続けるということを実現するために必要な知識だったので、実感を持って学習することができました。
12~14章 早く自分のものにしたいテクニック達
テキスト処理、正規表現など、ここら辺について、これまで自分は逃げていた節があります💦
「覚えていれば便利だとは思うけど、そこまで必要になったことがない・・・💦」というのが主な理由でした。
しかし、正規表現を覚えれば、検索の幅が広がるなどという利点がはっきりと分かったので、少しずつ覚えていきたいと思いました。
15~18章 シェルスクリプト演習編
ここら辺については、実際に手を動かしてはおらず、サーと目を通した感じなのですが、シェルスクリプトの世界は面白いと思いました。
自分にとって便利なスクリプトを書いていくことができるのもLinuxの魅力なのだと感じ、BOOT CAMPでの学習がひと段落したら、書いてみたいと思いました。
やはり、作業を効率化することには心が惹かれます😆
全体としての感想
「楽しくLinuxを学んでいくための本」という旨が本書に書かれていましたが、まさにその通りだと思いました。 分かりやすく書かれており、スッと頭に入ってくる感じで、読み進めると自分のできることが増えていく感覚がありました。
これは、自分が以前にLinuxについて一通り学習し、Linuxを触っていたという経験があったからだとも思いますが、ちょうど良いレベル感で、よりLinuxのことを知りたい、使いこなしたいと思うようになりました😆